美大生リョウの日記

繊細な美大生が日々考えていること

クリエイターとして成功している人はみんな頭を使っている?

こんにちは。

世間では東京藝術大学の卒業制作展が話題になっていますね。格は違いますが、僕も同じ美大の人間として興味深く見させてもらっています。

 

学生時代はグラフィックデザインを勉強していて、新しいサービスとか商品をコンセプトから考えてデザインして出力するってことをたくさんやってました。

絵を描く方が好きな僕からしたら、こんなに楽しいこと他にない、って感じではなかったけど、効果的な色彩の組み合わせとか文字間と文字の間隔の整え方とか勉強できることはすごいあって、それは今の作品制作でも活きている。

 

でもやっぱり、時間を与えられて好きなことしていいよと言われた間違いなくイラレじゃなくてクリスタかフォトショを開いて絵を描くと思う。ロゴを一つ作るよりロボットを一つ生み出したい。理由は簡単でデザインは僕にとって表現の形としては窮屈すぎるからだ。

 

なにを一丁前に、とそう思われるかもしれないが両方やったことがある人ならわかると思うけどデザインすることは絵を描くよりも圧倒的に自由度が低い。

 

例えばあるお菓子メーカーが新しく開発しようとしている「安めで誰の手にもとってもらえるようなお菓子」のブランディングをするとする。

 

この時デザイナーに求められていることは、お店に来た消費者にとって「安価で買いやすそうだ」という雰囲気を感じさせつつその商品の特徴を一目で説明することだ。

 

「誰の目にも止まるようにしたいなら、見た目だけゴージャスにして人の目を引けばいいじゃない?」そう思うかもしれないが、そのやり方はこの場合あんまり良くない。

 

その商品が値段より高く見えてしまって、逆に手を出しづらくなってしまうからだ。「安価で買いやすそう」「目に止まる」この両方を満たした上で、色や形、大きさをキレイに(すげぇ大変)整えてやっと一つのブランディングはできる。

 

もう考えることだらけである。

絵は?

気持ちいいと思った線を引いて、色を置けばいい。

買いていて思ったけど、デザインが好きなやつは思慮深くて頭のいいやつなのかもしれない。

 

絵も考えることいっっっっぱいあるけどね!?

 

クリエイターとして活躍したいのであれば、どちらせよアタマを使わなければならないんですね。

 

次は何を作ろう。