カオスが極まる
最近ふとした時に逆立ちをしたいと思うようになってきた。
逆立ちをすると重力に対して自分の上半身と下半身が入れ替わるから、別の自分になった気がする。それはまるで、普段地面に足をつけこの世を俯瞰的にみている自分を天使だとするなら、空を踏みつけこの世を逆なでするように見ているときの自分は悪魔といったような感じに(痛い)
でも逆立ちをするようになったのは、この世界に対して異なる視点を持てるようになってきた僕の心理状態の表れでもあると思う。
綺麗ごとばかりではない世界。ポリコレとか言って多様性を失っていっている今の映画業界の情勢。女と男。男と女。お金と権力。税金と幸せ。死。競争というものも勝者と敗者を規定するものがなければ存在しない。人を形成するのは他人であり他人を形成するのは自分である。
絵具でいうと赤と青の子供っぽい色から緑茶色黄色紫黄土色とどんどん混ざり合ってきている状態だ。人の精神的成長を促進する一つの要素としてこの世がどのように成り立っているのか知ることがあることに気づく。
それこそありのままに。